ウド・ダークシュナイダーの新プロジェクト「Dirkschneider and The Old Gang」
元ACCEPTのVo、ウド・ダークシュナイダーが、U.D.O.、DIRKSCHNEIDERに続いて始動させたプロジェクト「Dirkschneider and The Old Gang(DATOG)」の第2弾MVが最近公開されました。
このプロジェクトの目玉はウド、ステファン・カウフマン(元ACCEPTのドラマー、元U.D.O.のギタリストで、長年に渡ってウドとコンビを組んできたコンポーザー/プロデューサー)に加えて、2018年にACCEPTを脱退したピーター・バルテスが合流したところ。
ちなみに他のメンバーはウドの息子スヴェンとU.D.O.の最新作「We Are One」で共演した女性ヴォーカリストManuela Markewitz(マヌエラ・マルケヴィッツ?読み方がわからん。溌剌とした感じの綺麗なお姉さん)。
このDATOG、音楽的にはもちろんHR/HMの範疇なわけですが、ゴリゴリなものではなく、メロディアスな方向性で、例えるならメタル然としながらもPOPでポジティブな作品だった1990年リリースのU.D.O.の「Faceless World」辺りに近い感触。
んで、第一弾MVはこちら↓
曲自体はU.D.O.の定番的なバラードで、「うおお!すげぇ!」とかは特になかったのだが、「おお・ピーター久しぶりに見るなぁ!」というのと、カウフマンの白髪がいい感じにフワフワしてて、前の坊主っぽい頭よりいい気がする、という感じ。髪の毛って大事だな。
何にしても、元ACCEPTの3人がまた集まるというのはやはり嬉しいものでしたよ。ACCEPTとウドサイドはなんかゴタゴタが絶えないので(泣)
そんな中、またDATOGが新曲をリリースするというニュースが。
で、QUEENみたいな生首画像がSNSにまずは公開されたわけですが、1人顏が暗くなってて見えない。「これは誰?新メンバーか?」と。
短髪かぁ。でも影にしてるってことは相当勿体ぶってるってことなんで、これが全く無名のおっさんとかでは有り得ないだろうと。まぁでもマティアス・ディート(初期U.D.O.のリードギタリスト/コンポーザー)じゃね?というシルエットでしたが、「いやいや、より”アクセプト同窓会的な趣向”を凝らすとしたら、ほぼ消息不明のヨルグ・フィッシャーを見つけ出して呼んだんじゃね?ヨルグもきっと今は短髪だろうし…」などと勝手な妄想をしつつワールド・プレミアを正座して待っていた。
そこで来ましたよ、ついに!↓
「うおお!!やっぱマティアスーーーー!!」と小躍りしましたよ。
マティアスは弁護士になって基本的に音楽シーンから姿を消してましたが、2012年のヴァッケンで初期U.D.O.のプチ再結成があった辺りからちょこちょこ姿はネット上で見かけてましたし、近年は彼がU.D.O.前に在籍していたGRAVESTONEの再結成への参加などもあったので、この参加は自然な流れですね。
これはいわばACCEPTと初期U.D.O.の合体とも言えるのでは?
まぁ長い間ACCEPT周辺を追いかけてきた身としては、個人的にはかなりの夢のプロジェクトです。
また、この曲「Face Of A Stranger」が一曲目よりも良い出来だと思います。歌メロが良いし、ギターソロ後のCメロの多重コーラスパートは「RUSSIAN ROULETTE」時代のACCEPTを思わせる凛とした哀感があって好き。
マヌエラの女性声もこのコーラスに良い彩りを加えてると思う。言うてももう結構な年齢のおっさんばっかだから華が出来るし良いのではないでしょうか。
マティアスのギターソロも速弾きよりもメロディと構築美に重きを置いていて良いですね。ラストのディミニッシュのハモりは「In The Darkness」を思わせます。涙涙。
というわけで、これは今後かなり期待です!